HSP カウンセリング事例

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自分自身の性格、そして仕事について悩まれている方のご相談が多いのがカウンセリングルームSALAの特徴です。今日は、その一例をお客様の了承を得てご紹介します。

Aさんという38歳の男性です(当方は女性専用のカウンセリングルームですが、HSPなどの性格と仕事、キャリアにまつわるご相談については、男性の方も対象にしています)。

大学を出て数年働き、自分の店舗を持たれました。親の介護をしながらオリジナルデザインのウエアを一人で制作販売され、調子のよい時はデパートなどのイベントにも出店。売上げもよかったのですが、介護をしていたお母様が亡くなられると同時に店舗を閉じ、福祉関係の仕事に就かれました。店舗は自宅の1階にあり、現在もそのままに。

福祉関係の仕事でやりがいを感じておられたのですが、ある就労先で契約更新ができなくなり、その理由を確認したところ、「コミュニケーション能力がない」と言われたそうです。

新しい仕事を探しながら、「コミュニケーション能力」がない自分について悩み、相談に来られました。

カウンセリングをしながら感じたこと、コミュニケーション能力がないのではなく、周囲に気を遣いすぎる繊細さが、すでにグループ化していた職場の中の空気に馴染みにくかったのではないか・・そう感じました。

女性ばかりの職場だったということもあったでしょう。

Aさんが言うには、「大勢の中に居ると溶け込んで目立たないけれど、少人数の中だと“違い”が目だってしまう」のだそうです。そんな自分を大学生の頃から感じていて、今回のことで、それにあらためて気が付いたということ。

自分はどうすればいいのか? みんな職場でどうしてうまくやれているのか?

Aさんは、そんな疑問を持っておられました。

Aさんに、「みんなのようにうまくやれるようになりたいのですか?」と聞くと、「実は、本心ではそう思っていなくて、このままでいいと思っています」とのこと。

もう、答えが出ていますね。

このままでいたい、今の自分が自分は心地よい。

というのであれば、そのままの自分を生かせる場を見つけること。

ある場に入らなければ何かが成り立たない、たとえば経済的に・・という場合は、その場に自分を合わせる必要があります。

適応できる場を見つけるか、

場に自分を適応させるか、

どちらかです。

場に自分自身を無理やり適応させていくと歪みが起こり、ストレスとなって心身に影響が出ます。

どこまで、場と折り合いをつけられるかが問題です。

でも、Aさんの場合は、実は自分の場をすでに持っています。

かつて運営していたお店です。自分らしくいられる場があるということはとても大きな強み。それを営業的に成立させられるかは別問題ですが、努力をすればできないことではありません。

カウンセリングをしながら、Aさんも自分が持っていた宝物に気づきはじめました。

今すぐ、その場を生かすことができなくても、自分を与えられた場で適応させながら、自分の場を育てていくことができます。

自分の場に帰れるということが励ましにもなり、努力の源にもなります。

職場や仕事に適応するために、ほとんどの人は努力や無理をしています。

でも、自分らしくいられる、無理なく適応できる“自分の場”をどこかに確保しておくことでストレスを減らすことは可能です。

その“自分の場”は実店舗とは限りません。趣味かもしれないし、理解者との関わりかもしれない。
どんな場であろうと、自分自身の安全地帯を持っておくことで、自分らしさを守ることはできるのです。

むしろ、そんな場を多く持つことが、自分に負荷をかけないための処世術といえるでしょう。

Aさんは、自分を肯定することでとてもラクになられました。「コミュニケーション能力」がないと指摘されたことは、その職場でのことと捉えられるようになったようです。

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