自爆型恋愛の方に多い、気分変調性障害(慢性うつ病)について

Round two 300ppi

人のあまりにも強い思い込みに触れ、驚くことがありませんか? 思い込みだけでなく、気分のアップダウンも激しいときたら・・・周囲は混乱してしまいます。気分屋を通り越している感じですね。

たとえば・・・仕事で気分屋の上司が・・

「こんなこともできないのか?」
「いいえ、できるんですが、他の仕事で手がいっぱいで」
「違うだろう、ではないんだろう」
「そんなことはありません」
「時間をいただけますか?」
「ダメだ、どうせできないに決まってる」

という話の流れになった場合、上司だから抵抗できませんが、
明らかにおかしいですね。

あるいは・・・恋人と・・・

「○○さんと一緒にいたよね」
「ああ、授業のノートを借りてたんだ」
「違うでしょ、デートに誘ってたんじゃないの?」
「違うよ、他にノートを借りれる人がいなくてさぁ」
「やっぱり好きだったのね、彼女のこと」
「何言ってんだ、お前、変な思い込みだなぁ」
「もういいよ、どうせ彼女のことしか考えてないんだから、私を利用しないで」

勝っ手な決め付けに唖然とする彼氏。でも彼女にとっては、結果が出てしまっています。

こうした、周囲には理解不能な考え方、思考回路を持つ人がいます。感情のスイッチが入った、あるいは環境の変化で感情が刺激された場合に、独特な世界観を呈してしまうのです。

これが気分変調性障害です。最近は慢性うつ病性障害とも呼ばれます。

人口の6%を占めると言われていますから、決して少ない数ではありません。女性の方が男性の2~3倍数に上るそうです。

「性格だからどうにもならない」。そう思っている人が多く、自己診断止まりが目立ちます。でも、言われてみれば、もしかしたら・・と思い当たる人も。

気分変調性障害の人は、物心ついた頃から暗い気分で生きてきたという人が多く、自信がなく憂鬱な気分を抱えて大人になります。こうした不安や虚無感が元で摂食障害やアルコール依存症などになる場合が少なくありません。また、相手の一言で過去のある記憶を思い出し、攻撃的になったり落ち込んだりします。男性に暴力を振るう逆DVの女性にも、こうした障害がみられることがあるそうです。

思い込みと独特の世界観で、相手の言葉を読唇術的に読み取り(読み取ったつもり)、「自分は否定されるべき存在」という視点で、相手の本心を無視して結論を出してしまいます。

つまり、自分に決定的に自信がない。必要とされていない。という刷り込みがあるのです。非常に強い刷り込みなので性格のように本人は感じ、周囲もそう思ってしまいずちですが、思考のミス、修正すべき障害と言えます。そうしなければ幸せから遠ざかる人生となってしまいます。

認知行動療法や対人関係療法が有効であるとされていますが、かなり難易度の高い思考修正となります。実際のところ、気分変調性障害が生物学的疾患なのか、パソナリティー障害なのかは、現在のところ不明のようです。

もしも、自分自身の思考に思い当たることがあれば、一度相談してみるといいかもしれません。特に恋愛で同じような失敗、自爆、自滅的な結末を迎えやすいタイプは要注意ですよ。