ネグレクト・虐待の心理と親のケア

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大阪市で児童保護施設の入所者が増え、受け入れができなくなっているというニュースが入ってきました(2014年10月)。メディアでも想像を絶する虐待事件が報道され、いったい親の心はどうなっているのだろうと考えさせられます。理性をはるかに超えた残虐性がどうして生まれるのか?

ネグレクトや虐待を引き起こしてしまう親の心理として考えられるのは、

・子育てを一人で抱え込み、対応し切れず追い詰められる。
・経済的に行き詰まり、子育てに向き合い余裕をなくしてしまった。
・子供への対応、育て方がわからない。
・愛情を感じていない。愛せない。愛し方がわからない。
・多大なストレスの発散先が子供に向く。
・精神的な障害を抱えている。

満たされなかった気持ちを受けとめ、癒していく

親のカウンセリングをしていて目立つものとして、親自身が愛されずに育ち、満たされていないことがあります。機能不全家族に育ち、自分自身も愛着障害を持ち、愛する方法を学べていない。そんな人は意外に多いのです。親子連鎖を断ち切るためには、周囲サポートが欠かせません。

さらに、自分自身の心、満たされなかった心を受け止め、自分の中に愛情を育てていく必要があります。そのためには身近な人あるいはカウンセラーに溜め込んだ満たされない気持ちを打ち明けることでラクになっていきます。一人で抱え込まないことが大切です。

ストレスを溜めこまない

仕事と育児の両立、あるいは家庭内の事情、子育てする人のキャパシティなど、さまざまな問題から抱えるストレス。過剰なストレスにより限界に達した場合、思いもよらない態度に出てしまいます。普段からストレスを溜めこまない。限界を感じた場合は周囲に相談するなど自分自身の限界を意識する必要もあります。

また、ネグレクトや虐待を受けた子供は、生涯にわたって傷を負うことになります。受けた傷を治す、克服することは大変です。可能な限り虐待を防止する。親の心のケアをしていくこと必要性を感じます。

子育て=母親の役割。こういった意識を捨て、完璧な親を目指すのでなく、弱音をはき、ヘルプをめていく。これは恥ずかしいことではありません。無理をせず、サポートを受けてください。

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