生後6ヵ月から1歳半の間に形成される愛着能力

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人と人との絆を結ぶ能力。これが愛着です。人に限らず、ペットなどの動物や大切にしているモノとの間の関係についても当てはまります。この愛着は、人として他者と関わり、共に関わり合って生きていくために欠かせない能力です。困っている時に人に自然に助けを求めることができる。反対に困っている人に自然に手を差し伸べることができる。さらに、寂しい時に人を求め、温め合うことができる。これは健全に生きていく上でとても大切な能力です。

もしも、愛着という能力が欠落していたら・・人を信用することができない、頼れないということが起こり、孤独の中をさ迷い、安心で安全な場所を確保することができなくなります。

愛着のスタイルは、生後間もなくの母親との関係を出発点として、その人にとっての重要な他者との関わりにおいて形成されていきます。こうした関係を得ることができず、愛着能力が培われなかった場合、愛着障害という心の傷を残すことになり、成育過程あるいは成人後の人生にさまざまな問題を引き起こす場合があります。最近は、犯罪を犯す人々の中に、こうした愛着障害を持つ人が少なくないという研究結果が出ています。

では、愛着が形成されるのはいつなのか? それは生後6ヵ月を過ぎた頃、母親の顔を見極められるようになった頃だと言われています。その後の1歳半までが愛着形成にとって最も重要な時期で、この間に母親とのスキンシップを十分に取り、子供の欲求に対してしっかり応えるという関係が作られた場合に、健全な愛着が育つとされています。助けを求めたらちゃんと応えてくれる。そんな自然な反応を身体で覚えた子供は、大人になっても人を疑うことなく助けを求められる。むしろ、助けられることが当たり前だと認識できるのです。

愛着の形成は、自己肯定感や恋愛能力など、生きていく上でのさまざまな分野に影響を及ぼしていきます。

→愛着が形成されなかった場合の対処法

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